On Lisp

On Lisp

On Lisp

Lisp をより深く理解しようと思って購入しました。 入門Common Lisp asin:4839920818 を読んだ程度の知識なので、理解するのに苦労しています。

また、On Lisp に載っているサンプルに挑戦しているのですが、入門Common Lisp asin:4839920818 にも説明されていない関数がでてきて困ってしまいました。それでどこかにリファレンスがないか、探してみることにしました。

まず最初に Mac OS X で使える Common Lisp がないかと fink *1のリストを見てみると

~ $fink list
Information about 6199 packages read in 3 seconds.
clisp            2.35-1001    ANSI Common Lisp implementation

clisp を見つけることができました。

早速、インストールしました。

~ $fink install clisp

ターミナル上で man は使いづらいので、テキストファイルに保存しました。

~ $man clisp | col -bfx > clisp.txt

clisp.txt をエディタで見ると

REFERENCES
1. Common Lisp
http://www.lisp.org
6. CLISP
http://clisp.cons.org

参考になる URL が書いてあります。

上の2つを調べてみると

http://www.lisp.org

に 左下のリンク( Lisp Resources ) からCommon Lisp HyperSpec (TM) を見つけました。

Common Lisp HyperSpec (TM)
http://www.lispworks.com/documentation/HyperSpec/Front/index.htm

Symbol Index をクリックすればリファレンスを見ることができます。これで目的の関数を調べることができます。

50ページほど読みましたが、かなり苦労しました。最後まで読めるか自信はありません。それでも以前より上達したと思います。

*1: Fink – Home [ http://www.finkproject.org/index.php?phpLang=ja ]

TurboGears×Python

TurboGears×Python (LLフレームワークBOOKS)

TurboGears×Python (LLフレームワークBOOKS)

興味があったので購入してみました。Python については、みんなのPython : asin:479733665X を読んだ程度の知識しかありません。TurboGears×Python にも簡単な Python についての説明があります。

以前、Ruby on Rails に挑戦したことがあるので、TurboGears の理解もしやすかったです。サンプルも http://www.webcore.co.jp/techinfo/python/tgbook/ からダウンロードできます。

インストールの方法についても環境別に詳しく説明されています。簡単に紹介しておきます。これが正しいのかあまり自信はありません。

1) Python 2.4.4 のインストール

Python標準リリース
http://www.python.jp/Zope/download/pythoncore

から python-2.4.4-macosx2006-10-18.dmg をダウンロードしてインストールする。/usr/local/bin を PATH に通す必要があります。

2) TurboGears のインスト−ル

TurboGears: Front-to-Back Web Development
http://www.turbogears.org/
Download TurboGears
http://www.turbogears.org/download/index.html

から、ファイル tgsetup.py をダウンロードして、ターミナル上でコマンド

$sudo python2.4 tgsetup.py

を実行してインストールする。

3) pysqlite のインストール

pysqlite - pysqlite - Trac
http://initd.org/tracker/pysqlite/wiki/pysqlite

Latest 2.x version (2.3.3) の下 sources をクリックして pysqlite-2.3.3.tar.gz をダウンロードしてください。Finder 上で pysqlite-2.3.3.tar.gz をダブルクリックして展開し、展開したフォルダにターミナル上で移動、コマンド

$sudo python.2.4 setup.py install

を実行してください。(Mac OS X の開発環境 Xcode が必要かもしれません。) 正しくインストールされるはずです。(ez_setup.py*1 を利用する方法もあるようです。)

これで TurboGears のインストールは完了です。私の動作環境は Mac OS X 10.4.9 ビルド 9P135 上です。

4) サンプルを試す。

書籍「TurboGears×Python」のサンプルコード ― Webcore株式会社
http://www.webcore.co.jp/techinfo/python/tgbook/

それぞれの章の ‘もっと読む’ をクリックするとダウンロードページが表示されます。’ファイルのダウンロードはここをクリック’ をクリックしてダウンロードしてください。

4-1) tg-admin toolbox

Safari 上だとツールボックスCatWalk を使ってデータを入力できないようです。Safari の環境設定、’一般’/’デフォルト Web ブラウザ : ‘ で Firefox を選択してください。(メニューに Firefox がない場合はインストールしてください。)

4-2) 3章にて紹介の掲示板アプリ

Finder 上でtgbbs.zip を展開し、展開したフォルダ tgbbs にターミナル上で移動します。まず最初にモデルに合わせてデータベースにテーブルを作成する必要があります。下のコマンドをターミナル上で実行してください。

$cd tgbbs
$tg-admin sql create

ファイル devdata.sqlite が作成されるはずです。

次のコマンドを実行してプロジェクトを起動します。

$python2.4 start-tgbbs.py

Firefox で次の URL

http://localhost:8080/show_form
または
http://127.0.0.1:8080/show_form

にアクセスし、掲示板に書き込んでください。実行 ボタンを押すと下の URL でリストが表示されます。

http://localhost:8080/
または
http://127.0.0.1:8080/

4-2) 5章にて紹介の予定共有アプリ/非Ajax

3章と同様に tgcal_noajax.zip を展開し、ターミナル上でフォルダ tgcal_noajaxに移動し、データベースにテーブルを作成します。

$cd tgcal_noajax
$tg-admin sql create

インタラクティブシェルを起動し、ユーザーを入力する必要があります。

$tg-admin shell
(CustomShell)
>>> u = User(user_name='sample', email_address='sample@foo.com', display_name='sample', password='sample')
>>>
'Use Ctrl-D (i.e. EOF) to exit.'
>>> Do you wish to commit your database changes? [yes]

上のようにユーザー (ユーザー名 ; sample 、パスワード : sample) を作成します。 Ctrl-D でシェルから抜けることができます。データベースに反映するか聞いてくるのでリターンキーを押してください。

次のコマンドを実行して、プロジェクトを起動します。

$python2.4 start-tgcal.py

http://localhost:8080/ または http://127.0.0.1:8080/Firefox でアクセスしてください。
User Name : sample、Password : sample を入力し、ログインしてください。

詳細は TurboGears×Python : asin:4774130567 140 ページを参考にしてください。

4-3) 5章にて紹介の予定共有アプリ/Ajax

‘4-2) 5章にて紹介の予定共有アプリ/非Ajax版’ と同様に実行してください。

*1:http://docs.turbogears.org/1.0/InstallMac

NSValueTransformer

ADC *1をさまよっている時に OCUnit という単語が目に付きました。興味があったので ADC で検索し

Test Driving Your Code with OCUnit
http://developer.apple.com/tools/unittest.html

ページを見つけました。解説のサンプルとして

/Developer/Examples/AppKit/TemperatureConverter

を利用しています。

元のTemperatureConverter を変更したくないので TemperatureConverter フォルダをコピーして適当な場所にペーストし、動作を確認しました。

OCUnit を試すつもりだったのですが、TemperatureConverter を理解しないと先に進めません。(今回は時間がなく OCUnit は試すことができませんでした。 )

そこでソースを覗いてみました。NSValueTransformer を利用しています。私は NSValueTransformer をよく理解していませんでした。ソースや Interface Builder でバインディングを調べてみるとだいたい理解できました。

確認のために

Value Transformer Programming Guide
http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Conceptual/ValueTransformers/index.html#//apple_ref/doc/uid/10000175i
NSValueTransformer Class Reference (Objective-C)
http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/Foundation/Classes/NSValueTransformer_Class/index.html#//apple_ref/doc/uid/TP40003766

を読みました。TemperatureConverter の動作を理解した後なので、わかりやすかったです。

ただ Available Value Transformers の

NSNegateBooleanTransformerName
NSIsNilTransformerName
NSIsNotNilTransformerName
NSUnarchiveFromDataTransformerName

をどう利用すれば良いのか理解できませんでした。

Xcodeフレームワーク内を NSNegateBooleanTransformerName 検索してみると

/System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Versions/C/Headers/NSValueTransformer.h
FOUNDATION_EXPORT NSString * const NSNegateBooleanTransformerName AVAILABLE_MAC_OS_X_VERSION_10_3_AND_LATER;

と宣言されています。

NSLog(@"%@", NSNegateBooleanTransformerName); 

を実行してみると NSNegateBoolean と表示されます。NSNegateBooleanTransformerName の指す文字列 “NSNegateBoolean” は Interface Builder の Inspector/Bindings/ValueTransformer で選択できる文字列と同一のようです。

const の説明は

Const-correctness - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Const

を参考にしてください。わかりやすく説明されています。

TemperatureConverter の動作を記しておきます。(間違っている可能性もあるので注意してください。)

1. + (void) initialize

クラス ApplicationDelegate が初期化される時に呼び出されるメソッド + (void) initialize で3つの ValueTransformer

Name: centrigradeFromKelvin : CentigradeValueTransformer
Name: fahrenheitFromKelvin : FahrenheitValueTransformer
Name: rankineFromKelvin : RankineValueTransformer

を設定しています。クラスの初期化時に名前を指定して自作のValueTransformerを設定すると良いようです。指定した名前は Interface Builder で利用できます。

2. 伝搬 (簡略化されています。)

TemperatureConverter では ウインドウに表示されている4つ (ケルビン : Kelvin、摂氏: Centigrade、カ氏 : Fahrenhei、ランキン温度 : Rankine) のテキストフィールド (本当はNSFormCell) がすべて LastTemperature にバインドされています。LastTemperature の温度単位はケルビンです。

例えば Centigrade テキストフィールドの値を変更すると

Centigrade テキストフィールドの
ValueTransformer (CentigradeValueTransformer) – (id)reverseTransformedValue:(id)value;
が呼び出され、Kelvin に変換され、LastTemperature に設定される。

LastTemperature が変更されたため、利用している4つ (Centigrade 、Kelvin、Fahrenhei、Rankine) のテキストフィールドに通知される。

Kelvin テキストフィールドは伝わった値を – (void)setObjectValue:(id)object; でテキストフィールドに設定し表示。

Centigrade、Fahrenhei、Rankine テキストフィールドはそれぞれの ValueTransformer (CentigradeValueTransformer、FahrenheitValueTransformer、RankineValueTransformer) の – (id)transformedValue:(id)value; で変換され、その値を – (void)setObjectValue:(id)object; でテキストフィールドに設定する。 – (id)transformedValue:(id)value; の value が LastTemperature。

Cocoa Bindings Programming Topics: Bindings Message Flow
http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Conceptual/CocoaBindings/Concepts/MessageFlow.html#//apple_ref/doc/uid/TP40002149

が参考になります。

*1:Apple Developer Connection [ http://developer.apple.com/ ]