OS X 10.9 Mavericks 上での Go インストール方法。CotEditor 用 Go 言語シンタックスカラーリング定義ファイル Go.plist と Go で作った初めてのプログラム zlist.go 公開。

iPhone 6、iPhone 6 Plus が発売され、10月16日10時 (現地時間) のスペシャルイベントでは、新型iPadMacOS X Yosemite も発表されました。特に、27 インチ iMac Retina 5K ディスプレイモデルは、15インチMacBook Pro Retina ディスプレイモデルを所有していなかったら、すぐにでも手に入れたいですね!

OS X 10.10 Yosemite も、早速 MacBook Pro Retina にインストールしました。ただし、残り1分の表示から1時間かかりました。Homebrew などで /usr/local にデータをインストールしていると残り1分の表示から1、2時間かかるようです。

もうすぐ iOS 8.1 も公開されます。拙作 iYKRSS は、iPhone 6、 iPhone 6 Plus に対応する予定です。しばらくお待ちください。

Docker - Build, Ship, and Run Any App, Anywhere
https://www.docker.com/

Linux コンテナ管理ソフトウェア Docker の開発に使用されているプログラミング言語 Go に以前から興味を持っていました。

Amazon で洋書を探してみると

Programming in Go: Creating Applications for the 21st Century (Developer's Library)

Programming in Go: Creating Applications for the 21st Century (Developer’s Library)

  • 作者: Mark Summerfield
  • 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
  • 発売日: 2012/05/04
  • メディア: ペーパーバック
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る
Programming in Go: Creating Applications for the 21st Century (Developer's Library) [Kindle Edition]
Mark Summerfield (Author)

上記本が良さそうなので購入してみました。読み終えた感想は、struct フィールドの tags 利用方法、defer の解説など説明不足のところもあります。結局、

Documentation - The Go Programming Language
http://golang.org/doc/
References

を参照したり、Go のパッケージソースを参考にしました。

Mac に Go をインストール方法は、2通りあります。(残念ながら OS X 10.9 Mavericks 上での説明になります。)

最初は、

Homebrew — The missing package manager for OS X
http://brew.sh/

Homebrew を使って、

$ brew install go	

上記コマンドを実行してインストールする方法です。

.bash_profile ファイル

export GOPATH=$HOME/go
export GOROOT=/usr/local/opt/go/libexec
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin:$GOROOT/bin

に上記内容を追加してください。

$GOPATH は、

~ $ go get -u github.com/jessevdk/go-flags

上記コマンド go get を使って、github にあるパッケージをインストールするフォルダを指定するのに使います。この場合 go-flags パッケージを $GOPATH にインストールしています。go-flags を利用するには、ソースに

import (
"github.com/jessevdk/go-flags"
)

上記のように import 宣言する必要があります。

後、コマンド godoc をインストールするには mercurial が必要なので

~ $ brew install hg

上記コマンドで hg をインストールしてください。

~ $ go get code.google.com/p/go.tools/cmd/godoc

上のコマンドを実行すると $GOROOT/bin に godoc コマンドがインストールされます。godoc の使い方は

~ $ godoc fmt

この場合は fmt パッケージのドキュメントが表示されます。Safari などでドキュメントを見たい場合は、

~ $ godoc -http=:8080

上記コマンドを実行し、Safarihttp://localhost:8080 にアクセスしてください。

コマンド vet は

~ $ go get code.google.com/p/go.tools/cmd/vet

上記のようにインストールしてください。

$ go vet zlist.go

vet 単独コマンドではなく、上記のように利用してください。

基本的に Go では import するパッケージは $GOPATH/src に置くことになります。

export GOPATH=$HOME/go:$HOME/Desktop/Book\ Sample/goeg

のように : で分けて複数のパスを宣言することもできます。

export GOPATH=path

なら

path/ + src/ + shaper1/   + shape1.go
|            |
|            + shapes/        + shapes.go
|
+ safemap/   + safemap.go 

main プログラム shape1.go から shapes/shapes.go、safemap/safemap.go パッケージを利用するには

import (
"shaper1/shapes"
"safemap"
)

と宣言する必要があります。もちろん、main プログラムが $GOPATH 以外にあるときもパッケージを利用するには、上記のように宣言します。

もう一つの Go のインストール方法は、

Getting Started - The Go Programming Language
http://golang.org/doc/install

を参考に

Downloads - The Go Programming Language
https://golang.org/dl/

から、

go1.3.3.darwin-amd64-osx10.8.tar.gz	Archive	OS X 10.8+	64-bit
go1.3.3.darwin-amd64-osx10.8.pkg	Installer	OS X 10.8+	64-bit

上記バイナリパッケージ、どちらかをダウンロードし、

go1.3.3.darwinamd64-osx10.8.tar.gz の場合、ターミナルで

~ $ tar -C /usr/local -xzf ~/Downloads/go1.3.1.darwin-amd64-osx10.8.tar.gz 

上記コマンドを実行してインストールしてください。

go1.3.3.darwin-amd64-osx10.8.pkg	Installer	OS X 10.8+	64-bit

go1.3.3.darwinamd64-osx10.8.pkg の場合は、Finder 上でダブルクリックしてインストールしてください。

.bash_profile に

export GOPATH=$HOME/go
export GOROOT=/usr/local/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin:$GOROOT/bin

を設定してください。バイナリパッケージは /usr/local/go にインストールされます。

Go についての感想は、すべてのオブジェクトを interface{} で表したり、クラスや継承がサポートされなかったり、また、ソースや Reference の読み方に慣れるまで苦労しました。

struct フィールドの tags の理解するのにパッケージソースを参考にしました。パッケージのソースは $GOROOT/src/pkg にあります。

tags の理解には、$GOROOT/src/pkg/reflect/type.go の

763行目
func (tag StructTag) Get(key string) string {

が参考になります。

peco/peco · GitHub
https://github.com/peco/peco
Bash - pecoの基礎の基礎 - Qiita
http://qiita.com/xtetsuji/items/05f6f4c1b17854cdd75b

上記サイトも Go プログラミングがどんなものか理解するのに役立ちました。

Go のパッケージソースにメモを付けたいので、必要なソースを PDF 化する時に CotEditor

CotEditor -Text Editor for OS X
http://coteditor.github.io/

を利用しました。PDF 書類にメモを書き込むには、Apple 純正の ‘プレビュー’ を使っています。Go の文法をハイライトするために、Go のシンタックスを色分けするシンタックスカラーリング定義ファイル Go.plist を作成しました。Go で初めて作ったプログラム zlist.go と一緒に下記 URL

CotEditor 用の Go 言語シンタックスカラーリング定義ファイル Go.plist と
Go で作った初めてのプログラム zlist.go 公開。
http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/Sample/go_example.zip

で公開します。メニュー/CotEditor/環境設定の ‘フォーマット’ タブで

上図のようにウインドウ一番下、中央のギアアイコンから、’読み込み…’ を選択し、上記 URL に含まれる Go.plist を選んでください。

シンタックスカラーを Xcode に近づけるため

上図のようにシンタックスカラーリングを変更すると見やすくなります。

いろいろなテキストエディタシンタックスカラーリングファイルは

$GOROOT/misc

にあります。

以前は、ソースの PDF 化には、mi

mi - テキストエディタ
http://www.mimikaki.net/

を使っていたのですが、デフォルトのシンタックスカラーリング対応言語が少ないのであきらめました。また、Mac App Store から Jedit X Plus を購入して使用しているのですが、’メニュー/ファイル/ページ設定…’ で拡大縮小を設定し、’メニュー/ファイル/プリントで PDF 化する’ を選択すると、ページごとに縮小してしまい、思ったように縮小してくれません。その点、CotEditor は、全体を問題なく縮小してくれます。

シンタックスカラーリング作成には Kate の go.xml が参考にしやすいです。XcodeVim、Kate などいろいろ試しましたが、PDF 化には CotEditor が一番使いやすいです。

Xcode の場合、

$GOROOT/misc/xcode/4/go4xcode.sh

を実行すれば良いのですが、Mac App Store から Xcode をダウンロードした場合、Xcode の所有権が root になっています。Homebrew を使って Go をインストールした場合は、go4xcode.sh ファイルの先頭、 set -e の後に

GOROOT=/usr/local/opt/go/libexec

を追加し、また、バイナリパッケージを使ってインストールした場合は、

GOROOT=/usr/local/go

を追加してください。その後、下記のように sudo ./go4xcode.sh を実行してください。

~ $ cd $GOROOT/misc/xcode/4
/usr/local/opt/go/libexec/misc/xcode/4 $ sudo ./go4xcode.sh
Password:
Backing up plugindata file (copied to DVTFoundation.xcplugindata.bak).
Adding Go language specification entry.
Installing Go language specification file for Xcode.
Run 'sudo rm -rf /var/folders/*' and restart Xcode to update change immediately.
Syntax coloring must be manually selected from the Editor - Syntax Coloring menu in Xcode.
/usr/local/opt/go/libexec/misc/xcode/4 $ 

上記説明にあるように、

/usr/local/opt/go/libexec/misc/xcode/4 $ sudo rm -rf /var/folders/*

を実行し、Xcode を起動します。
Xcode で Go のソースファイルを開いた後、メニュー/Editor/Syntax Color/Go を選ぶとシンタックスがカラーリングされます。Go ファイルを開いても自動でカラーリングされないので注意してください。

Vim の場合、

macvim - Vim for the Mac - Google Project Hosting
https://code.google.com/p/macvim/

ターミナル上で vim を使用するのも良いのですが、折角なので、上記 URL から MacVim をダウンロードしました。設定は共通のようです。

インストールされた Go の

$GOROOT/misc/vim/syntax/go.vim 

にある go.vim

~/.vim/ftdetect/go.vim:

にコピーするとシンタクスカラーリングされます。

しかし、Vim には、プラグイン管理ツール neobundle.vim があるので、こちらを利用する方がお勧めです。

Shougo/neobundle.vim · GitHub
https://github.com/Shougo/neobundle.vim

インストールするには

~ $ curl https://raw.githubusercontent.com/Shougo/neobundle.vim/master/bin/install.sh | sh

を実行し、スクリプトを実行すると下記内容

Please write NeoBundle initial setting to your vimrc path ...
"NeoBundle Scripts-----------------------------
if has('vim_starting')
set nocompatible               " Be iMproved
" Required:
set runtimepath+=/Users/yoshiaki/.vim/bundle/neobundle.vim/
endif
" Required:
call neobundle#begin(expand('/Users/yoshiaki/.vim/bundle'))
" Let NeoBundle manage NeoBundle
" Required:
NeoBundleFetch 'Shougo/neobundle.vim'
" My Bundles here:
NeoBundle 'Shougo/neosnippet.vim'
NeoBundle 'Shougo/neosnippet-snippets'
NeoBundle 'tpope/vim-fugitive'
NeoBundle 'kien/ctrlp.vim'
NeoBundle 'flazz/vim-colorschemes'
" You can specify revision/branch/tag.
NeoBundle 'Shougo/vimshell', { 'rev' : '3787e5' }
" Required:
call neobundle#end()
" Required:
filetype plugin indent on
" If there are uninstalled bundles found on startup,
" this will conveniently prompt you to install them.
NeoBundleCheck
"End NeoBundle Scripts-------------------------

が表示されます。

"NeoBundle Scripts-----------------------------

の次の行から

"End NeoBundle Scripts-------------------------

の上の行まで、ファイル .vimrc としてホームディレクトリに保存します。

次に、下記のようにターミナルで vim を実行するとパッケージをインストールするか聞いてくるので y を選択してください。

~ $ vim
Not installed bundles:  ['vimshell', 'ctrlp.vim', 'vim-colorschemes', 'vim-fugitive', 'neosnippet.vim', 'neosnippet-snippets']
Install bundles now?
(y)es, [N]o: y

Go の Vim プラグイン、ファイラーなど

Shougo/unite.vim · GitHub
https://github.com/Shougo/unite.vim
vimfiler.vim をインストールするのに unite.vim が必要。
Shougo/vimfiler.vim · GitHub
https://github.com/Shougo/vimfiler.vim
fatih/vim-go · GitHub
https://github.com/fatih/vim-go

をインストールします。

~/.vimrc ファイルの

" My Bundles here:
NeoBundle 'Shougo/neosnippet.vim'
NeoBundle 'Shougo/neosnippet-snippets'
NeoBundle 'tpope/vim-fugitive'
NeoBundle 'kien/ctrlp.vim'
NeoBundle 'flazz/vim-colorschemes'

の次に

NeoBundle 'Shougo/unite.vim’
NeoBundle 'Shougo/vimfiler.vim’
NeoBundle 'fatih/vim-go'

github.com の ’名前/パッケージ名’ を追加し、Vim を起動すると

~ $ vim
Not installed bundles:  ['unite.vim', 'vimfiler', 'vim-go']
Install bundles now?
(y)es, [N]o: y

と聞いてくるので y を選択してください。これで終了です。Finder 上で MacVim をダブルクリックし、:VimFiler (:Vim と入力した後、Tab キーを押してください。補完されます。) と入力して Return キーを押します。ファイラーが起動します。カーソルキーと Return キーで移動し、編集したい Go ソースファイル名で e キーを押してください。シンタクスカラーリングされているはずです。:q で終了です。

Kate の場合、

Kate は、KDE が必要なので、Paralells Desktop 10 上に

Main Page - Linux Mint
http://www.linuxmint.com/

から

Download - Linux Mint
http://www.linuxmint.com/download.php
KDE	32-bit	64-bit	An edition featuring the KDE desktop	 Yes

KDE 64-bit 版をダウンロードしインストールしました。

Mac

$GOROOT/misc/kate/go.xml

ファイル go.xml を Mint 側のデスクトップにコピーし、

Linux Mint 側の

~/.kde/share/apps/kate

フォルダに syntax フォルダ作成し、デスクトップの go.xml ファイルを ~/.kde/share/apps/kate/syntax にコピーします。

~/.kde/share/apps/kate $ mkdir syntax
~/.kde/share/apps/kate $ cp ~/Desktop/go.xml syntax/

これで、Kate で Go ソースファイルを開くと Go のシンタックスがハイライトされます。