携帯型カラーオシロスコープ DSO Nano v2、8ビット マイコン Ardunio 互換機 ジャパニーノ ( Japanino )

エアーバリアブル ブログ
http://airvariable.asablo.jp/blog/

上記ブログを拙作 iPadRSS リーダー iYKRSSHD [ http://itunes.com/apps/iYKRSSHD ] に登録して、購読しています。ブログに度々出てくる携帯型カラーオシロスコープ DSO Nano v2 が気になっていました。

Seeed Studio Bazaar, Boost ideas, extend the reach
http://www.seeedstudio.com/depot/

DSO Nano v2 については、日本で販売しているショップもありますが、直接上記 URL で購入してみることにしました。私が購入した時は Seed Studio 自体が中国の会社のため、クレジットカードの許可が取れなく、クレジットカードで支払うためには、他のサービスを使って迂回する必要がありました。(現在は、Visa、MasterCard が使えるそうです。) それで、PayPal を利用することにしました。

もちろん、PayPal のアカウントを持っていないので、新規に作成しました。ただし、海外と取引するためには、言語を英語にしてアカウントを作成しないといけないようです。氏名や住所などをローマ字で表記し、クレジットカードを登録しました。その後、クレジットカードとメールの検証を行いました。

PAYPAL(ペイパル)のクレジットカード登録方法・利用拡張プログラム登録方法。
http://e-okozukai.com/PAYPAL-CARD.html

クレジットカードの検証は、上記ページが参考になります。検証リンクをクリックすると数日後にクレジット会社のWeb上の請求書に 200円と4桁の利用拡張番号が記載されます。その4桁の拡張番号を PayPal の検証リンクをクリックして入力すれば完了です。200円は、返金されます。My Account/All activity(with balance) で確認できます。

Seeed Studio Bazaar, Boost ideas, extend the reach
http://www.seeedstudio.com/depot/

上記 URL で、DSO Nano v2 を購入しました。今回は、運送会社に DHL を指定してみました。

Seeed Studio
DSO Nano v2 $89.00
DHL $24.90
$113.90
為替 1$=84.7
クレジット会社 \9916

商品の発送状況が変化するたびにメールが届きました。上記 URL で Order ID を入力すれば、運送会社のリンクが表示され、商品がどこまで輸送されているのか確認できます。注文から1週間で届きました。私の場合、海外は DHL、国内の配達は佐川急便でした。

私は DSO Nano v2 を購入しましたが、上位版の DSO Quad – 4 Channel Digital Storage Oscilloscope が発売になっています。今現在、DSO Nano v2 は売り切れになっています。上位版 DSO Quad が発売されたためだと思います。(現在、在庫は回復しています。)

買ったは良いのですが、 私自身、オシロスコープを操作できるのか、全く自信がありませんでした。それで、書籍を購入してみることにしました。とりあえず

を購入してみました。読んでみたのですが、全く理解できませんでした。デシベル dB と言われてもすっかり記憶の彼方です。Wikipedia で調べてみると

デシベル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AB
Decibel - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Decibel

 L_{dB} = 10 \log_{10} \frac{ P_{1} } { P_{0} }

こんな式で表されるのですね!

常用対数についての記憶も薄れ、さらに Wikipedia で調べてみました。対数の役目は、大きな数字を指数で表現して、値の範囲を小さくし、扱いやすくすることだと思い出しました。(これであっているのかな!)

常用対数 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E7%94%A8%E5%AF%BE%E6%95%B0
Common logarithm - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Base-10_logarithm

オシロスコープ入門講座 これから学ぶ人のための基本理論から最新技術まで’ 本より、Wikipedia の解説の方が

Oscilloscope - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Oscilloscope
オシロスコープ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97

何となく理解の手助けになりました。

Google で DSO Nano、DSO Nano v2 で検索し、予備知識を学びました。しかし、一番、基本的な DSO Nano v2 の操作方法の理解になったのは、下記ページの下部にあるリンクをクリックしてダウンロードできるマニュアルでした。

DSO Nano v2 [TOL131B2P] - $89.00 : Seeed Studio Bazaar, Boost ideas, extend the reach
http://www.seeedstudio.com/depot/dso-nano-v2-p-681.html?cPath=174
HOW-TO
● Manual (English) [ http://www.seeedstudio.com/depot/datasheet/DSO%20Nano%20v2%20Manual.pdf ]
● Manual (Japanese) [ http://www.seeedstudio.com/depot/datasheet/dsov2jp.pdf ]

以前、購入した ‘ジャパニーノ’ を所有しているので

8ビット マイコン Ardunio 互換機 ジャパニーノ ( Japanino )
Vol.27 テクノ工作セット(8ビットマイコン+光残像キット) | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net
http://otonanokagaku.net/magazine/vol27/index.html

DSO Nano v2 を使って計測してみることにしました。

DSO Nano v2 には、ジャパニーノのピンに差すのにちょうど良いてテストプローブが付いているので、それを使って電源ピン +5V、グラウンドに差しました。DSO Nano v2 のディスプレイエリアに下図のような電圧波形 +5V が現れました。(垂直スケール : Vertical scale を1v/Div に設定しても、 波形が表示されない時は、テストプローブを逆にしてください。)

これでは、面白くありません。それで、スケッチ(プログラム) を組んで方形波を出力させることにしました。

上図のように、時間基準 : Time Base [ 5ms/Div ] から、方形波の周期 20 ms も確認できます。

スケッチの内容は

/* --------------- dso_nano.pde --------------- */
/*
	方形波
	D7 pin  に出力
	周期 20 ms
*/
int pin = 7;
void setup() {
pinMode(pin, OUTPUT);
}
void loop() {
delay(10);
digitalWrite(pin, HIGH);
delay(10);
digitalWrite(pin, LOW);
}
/* --------------- dso_nano.pde --------------- */

です。ファイル dso_nano.pde を Zip 形式で圧縮したファイル dso_nano.zip を下記リンクにアップロードしておきました。

dso_nano.zip
http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/Download/dso_nano.zip
Japanino特設サイト | 大人の科学.net
http://otonanokagaku.net/japanino/

上記ページからダウンロードしてインストールできる Macintsh 用 IDE アプリケーション ‘Arduino‘ を使って、コンパイルしたスケッチをマイコンボードにアップロードすると

avrdude: stk500_recv(): programmer is not responding

上記エラーが発生し、マイコンボードに書き込むことができません。リセットスイッチも、ちゃんと押しています。

仕方がないので、(後で必要になるので、古いアプリケーション Ardunio をデスクトップなどに移動して退避しておいてください。) 最新版を下記ページからダウンロードし

Arduino - Software
http://arduino.cc/en/Main/Software

インストールしました。ドライバも含まれていたので、問題はないだろうと思い上書きインストールしました。

ただし、このままだと Ardunio のメニュー ‘Tools/Board/’ で ‘Gakken Japanino(学研 大人の科学 ジャパニーノ)’ が表示されません。それで、退避しておいた古い Ardunio を Finder で表示し、右クリックしてメニュー ‘パッケージの内容を表示’ を選び、

/Users/xxxxx/Desktop/Arduino.app/Contents/Resources/Java/hardware/arduino/boards.txt

boards.txt を mi などのテキストエディタで開いてください。

mi - テキストエディタ
http://www.mimikaki.net/

ファイル boards.txt の先頭部分

##############################################################
japanino.name=Gakken Japanino(学研 大人の科学 ジャパニーノ)
japanino.upload.protocol=stk500
japanino.upload.maximum_size=14336
japanino.upload.speed=19200
japanino.bootloader.low_fuses=0xe2
japanino.bootloader.high_fuses=0xdd
japanino.bootloader.extended_fuses=0x00
japanino.bootloader.path=lilypad
japanino.bootloader.file=LilyPadBOOT_168.hex
japanino.bootloader.unlock_bits=0x3F
japanino.bootloader.lock_bits=0x0F
japanino.build.mcu=atmega168
japanino.build.f_cpu=8000000L
japanino.build.core=arduino

をコピーし、インストールした最新版の Ardunio に含まれるファイル boards.txt

/Applications/Arduino.app/Contents/Resources/Java/hardware/arduino/boards.txt

を Finder を使って同様に表示し、テキストエディタ mi で開き、コピーした部分を先頭にペーストして保存しました。これで ‘Gakken Japanino(学研 大人の科学 ジャパニーノ)’ を最新版 Ardunio のメニュー ‘Tools/Board/’ で選択できるようになりました。

最新版の Ardunio にしてから

avrdude: stk500_recv(): programmer is not responding

のエラーも出なくなり、マイコンボードに書き込むことができるようになりました。