ビル・ゲイツ氏引退の舞台裏:ITpro

 マイクロソフトが革新を起こすためには、小さい組織を作り、「Windowsを否定しても構わないから、新しいサービスを作れ」と、チャレンジさせなければならない。iPodはアップルというブランドを否定したが、それが事業拡大につながった。今のマイクロソフトにそれだけの度量があるだろうか。病んでいる部分を自ら手術できるのか。変わらなければいけないことは、歴史を見ても明らかだ。レミングの行進のように、歩む方向を変えないと、その先には崖が待っている。

大企業病にかかっているようです。

Windows Vista強化月間 その3『アプリケーションの互換性や使用感』

Windows Vista 使用感。

■ 総論
 Windows VistaMac OS Xの標準的なビデオ制作環境を比較してみたわけだが、それぞれどのようなユーザー層が自分たちを支持しているかを、よくわかっているという印象を受けた。

 Vistaの場合は、とにかく手間をかけずに目的のところまで最短コースで行けるようになっており、細かい知識など持たなくても、一通りの形のものが作れるようになっている。自分らしい要素を入れるところはほとんど無いが、各テンプレートにはしっかりデザイナーの手が入っており、ショボイものが出来上がる心配はない。ただHDVのキャプチャが1クリップになってしまうあたりは、お手本にしたソフトが悪かったようだ。

 一方Macの場合は、簡単にというところは外さないにしても、かなりビデオ編集という作業プロセスをよく理解しており、Windowsでは市販クラスのソフトウェアレベルに相当する機能が盛り込まれている。テンプレートも良くできているが、下手にユーザーがカスタマイズするとデザインのバランスを壊してしまう可能性もあり、使う人のセンスが問われる感じだ。

私自身 Mac OS X 側に有利な結果になると思っていたのですが、そうでもないようです。