Learning Python ( with/as statement )

ようやく Learning Python ( asin:0596513984 ) を読み終えました。

読み終えて気付いたのですが、最近の言語はどれも似たような機能が搭載されていまね。Objective-C 2.0 の Fast Enumeration

===== Objective-C 2.0 =====
Fast Enumeration
for ( Type newVariable in expression ) { stmts }

などは、RubyPython にも似たような構文があります。

Mac OS X に標準でバンドルされている Python 2.5.1 ではサポートされていませんが、Python 2.6 でサポートされている with/as statement などは ruby の ‘ブロックつきメソッド’ に非常に似ていますね。

===== Ruby ( with.rb ) =====
#!/usr/bin/env ruby
File.open("sample.txt") { |f|
f.each { |line|
print line
}
}
===== Python ( with.py ) =====
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
from __future__ import with_statement
with open(r'sample.txt') as myfile:
for line in myfile:
print line

上の例だと RubyPython のどちらもファイルをクローズする必要がありません。後、Lisp を多少なりにも勉強しておいて良かったですね。下記の2冊はお勧めです。Practical Common Lisp ( asin:1590592395 ) は途中までしか読んでいませんが!

話が変わりますが、VMware Fusion 上で Windows XP Professional を使えるようになって、今更ながら GyaOYahoo!動画を楽しんでいます。年のせいかほとんどアニメを見なくなりましたが、最近だと ‘電脳コイル‘ を見たぐらいです。

それでも GyaO の ‘RD 潜脳調査室‘ はかかさず見ています。ちょっと暇な時間があったので、Yahoo!動画のアニメページを見ると ‘精霊の守り人‘ と言うタイトルが目に付いたので、ちょっと見てみました。

結構面白かったので1話から5話まで見てしまいました。6話以降は有料だし、全話見るには相当時間がかかりそうなので、Amazonで書籍をとりあえず4冊購入してみました。

まだ続編があるみたいです。’精霊の守り人‘ は NHK-BS2 で 2007 年 4月に放映されていたようです。

うっかりしていたのですが、ハリー・ポッターの最終刊も発売されていたので、ついでに注文しておきました。ハリー・ポッターは全巻持っています。月日が経つので、以前の内容は結構忘れていますね!

list.py

iPhone いよいよ発売されましたね。私の利用方法が、主に自宅の Wi-Fi を想定したものだと考えると、 iPhone 16GB で 月額料金 \8720円(+通話料) は躊躇してしまいますね。
本体一括払いにすると、月額料金\5360(+通話料) になるようですが!
たぶん、iPod touch 32GB を購入することになると思います。ただし、iPod も 9月には一新される噂もあるので迷っています。

前回にも書いたように

を続けて読んでいます。574ページまで読みました。今月中には読み終わりそうです。

簡単なプログラムを作りたくなり、2ch 掲示板 ‘新・mac’ 板のスレッド一覧をダウンロードし、スレッドタイトル名でソートして表示するプログラムを作ってみました。

------------------[ list.py ]------------------
#!/usr/bin/env python
# coding: UTF-8
import httplib
import re
connection = httplib.HTTPConnection( 'pc11.2ch.net' )
connection.putrequest('GET', '/mac/subject.txt')
connection.putheader('User-Agent', 'Monazilla/1.00')
connection.endheaders()
connection.send('')
response = connection.getresponse()
print response.status, response.reason
data_shift = response.read()
connection.close()
data = data_shift.decode('shift-jis', 'ignore')
re_line = re.compile("(.*)<>(.*)\((\d+)\)")
subject = []
for line in data.splitlines():
match = re_line.match(line)
t = (match.group(1), match.group(2), int(match.group(3)))
subject.append(t)
subject.sort(lambda x,y: cmp(x[1], y[1]))
for f, t, d in subject:
print '%(f)s %(d)4d %(t)s' % {'f': f, 'd': d, 't': t}
------------------[ list.py ]------------------

利用しやすいように Zip で圧縮したものを以下のリンク先に置いておきます。

ダウンロードファイル list.zip
URL [ http://homepage.mac.com/yos_koyama/list.zip ]

実行結果

ターミナルの環境設定で下図の赤丸部分に注意してください。デフォルトの設定だと文字が汚い場合があります。
その場合は、ターミナルの環境設定を開き、テキストタブを選択し、’フォント’ を Monaco 11 pt. 、’ボールドフォントを使用’ のチェックを外してください。
次にウインドウタブを選択し、’ウインドウサイズ’ を 列 80、行 30 に設定してください。
気に入らない場合は、いろいろ試してみてください。ただし、文字コードUTF-8 以外だと正しく動作しません。


5行目
connection = httplib.HTTPConnection( 'pc11.2ch.net' )

の URL: pc11.2ch.net は変更になる可能性があるので注意してください。

変更された URL は、拙作 Search2chBBS [ http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/tiger.html#se201 ] か bbsmenu.html [ http://menu.2ch.net/bbsmenu.html ] から判断できます。

プログラムを作るためには、リファレンスが必要なので

Python Programming Language -- Official Website
http://www.python.org/

の DOCUMENTATION から Download Current Documentation をクリックし

Download Python 2.5.2 Documentation
http://www.python.org/doc/2.5.2/download/

から HTML 版の Zip ファイル [ html-2.5.2.zip ] をダウンロードしました。

Global Module の httplib、re の使用方法も、ダウンロードしたファイル html-2.5.2.zip を展開して作成されたドキュメントを参考にしました。正しい使用方法なのか、あまり自信はありません。

Python入門
http://www.pythonweb.jp/tutorial/index.html

も参考になると思います。

簡単なプログラムなので理解しやすいと思います。大ざっぱに言えば、ブラウザで

http://pc11.2ch.net/mac/subject.txt

にアクセスするのと同様な動作を行っています。

2ch の仕様については、拙作

2ch Script version 0.2 [ http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/tiger.html#2cs02 ]
2ch Script version 0.1 [ http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/tiger.html#2cs01 ]
Search2chBBS version 0.1 [ http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/tiger.html#se201 ]

の ReadMe やその中で紹介されている参考文献を参考にしてください。それほど複雑ではないと思います。

拙作、2ch Script version 0.2 [ http://kyoshiaki.sakura.ne.jp/osx/tiger.html#2cs02 ] は頻繁に利用しているので、暇があれば Python で書き直してみたいですね!(2ch Script version 0.2は、sh、curlruby で作成されています。)

Learning Python

Apple - QuickTime - WWDC 2008 Keynote
http://events.apple.com.edgesuite.net/0806wdt546x/event/index.html
iTunes Store Podcast - WWDC 2008 Keynote Adress
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?i=26717006&id=275834665

ちょっと遅れましたが、WWDC 2008 基調講演 (Podcast版) を iTunes でダウンロードして見ました。iPhone SDKにも挑戦しているので、iPhone はぜひ購入したいですね!

話は変わりますが、書籍

詳解 Objective-C 2.0

詳解 Objective-C 2.0

を購入しました。

以前、発売されていた

Objective-C Mac OS Xプログラミング

Objective-C Mac OS Xプログラミング

Objective‐C―MacOS Xプログラミング入門

Objective‐C―MacOS Xプログラミング入門

の2冊も持っています。

私は、以前説明されていた重複箇所は読んでいません。おおまかに

CHAPTER 6 ガーベジコレクション
CHAPTER 11 プロコトル
11-04 高速プロコトルと列挙子
CHAPTER 12 宣言プロパティとアクセサ

を読みました。特に11章の ‘高速列挙の実装例’ は大変参考になりました。基本的に

The Objective-C 2.0 Programming Language: Introduction to The Objective-C 2.0 Programming Language
http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Conceptual/ObjectiveC/Introduction/chapter_1_section_1.html

を読んで理解していることが正しいのか、確認に利用しました。日本語の資料は貴重なので、持っていて損しないと思います。

また、以前ブログ [ id:KYoshiaki:20080413 ] で書いたように

Practical Common Lisp (Books for Professionals by Professionals)

Practical Common Lisp (Books for Professionals by Professionals)

を読んでいる途中だったのですが、前々から Python に興味があったので、洋書

Learning Python

Learning Python

を購入してみました。Python に関しては

みんなのPython

みんなのPython

を読んだ知識しかありませんし、ほとんど忘れてしまいました。

Learning Python (asin:0596513984) は基本を学ぶには最適な本だと思います。

みんなのPython (asin:479733665X) では理解できなかった while 文の else の動作が理解できました。(他の言語では、あまり見かけない動作です。)

while :

if : break
if : continue
else:

の条件が False になり while ループから抜ける時に が実行されます。
が True で break した後 while ループを抜ける場合は は実行されません。

インタラクティブシェル (対話型シェル) を利用して、試すと

>>> x=5
>>> while x:
...     print x
...     x=x-1
... else:
...     print 'exit'
...
5
4
3
2
1
exit
>>> 
>>> x=5
>>> while x:
...     print x
...     x=x-1
...     if x==2: break
... else:
...     print 'exit'
...
5
4
3
>>>

のような動作になります。同様に for 文にも else があります。

また、何度も object reference、変更可能 (mutable)、変更不可能 (immutable) の違いを説明されます。

例えば、インタラクティブシェル (対話型シェル) を使って説明すると

>>> L = [1, 2]
>>> M = L
>>> L = L + [3, 4]
>>> L, M
([1, 2, 3, 4], [1, 2])
>>> 

ここで
L = L + [3, 4]
は、L = [1, 2] + [3, 4] となり、L に新しく作成したオブジェクト [1, 2, 3, 4] を割り当てています。
その結果
L = [1, 2, 3, 4]
M = [1, 2]
になります。

>>> L = [1, 2]
>>> M = L
>>> L += [3, 4]
>>> L, M
([1, 2, 3, 4], [1, 2, 3, 4])

この場合 L += [3, 4] は L、M が参照しているオブジェクトに [3, 4] を追加しているので L、Mの結果は同じ [1, 2, 3, 4] になります。下の append、extend を利用した例も同じ動作です。

>>> L = [1, 2]
>>> M = L
>>> L.append(3)
>>> L.append(4)
>>> L, M
([1, 2, 3, 4], [1, 2, 3, 4])
>>> L = [1, 2]
>>> M = L
>>> L.extend([3, 4])
>>> L, M
([1, 2, 3, 4], [1, 2, 3, 4])
>>> 

Learning Python (asin:0596513984) は暇を見つけて、こつこつ読んでいます。現在、420 ページほど読みました。Practical Common Lisp (asin:1590592395) は最後まで読んでいませんが、Learning Python (asin:0596513984]) は読破したいですね!